国語教師となって

 いつもご覧いただきありがとうございます。

 現在、国語教師となって2年目となりました。

 今回は、「現代文」の授業を通じて僕が学んだことを書きたいと思います。

 現代文Bという教科書の「方法としての異世界」という作品なのですが、この作品は筆者が感じた「日本」と「異国」の時間の考え方の違いを感じて、それについて、今まで僕たちが「あたりまえに思っていたこと」が「あたりまえではない」ということを筆者は主張している作品でした。

「時間」に対する考え方の違い

日本・・・「時間」=「お金」   (Time is money)の考え

インド・・・「時間」=「生きている」 (Time is life)の考え

 筆者はインドに旅に行く。その時、電車で移動しようと思い、駅のホームで電車を待っていた。

 もうそろそろ来るかなと思っていたら、校内放送が流れた。「電車が一時間遅れます。」筆者は、一時間待ちます。すると再び校内放送が流れた。「電車がもう一時間遅れます。」筆者は、もう一時間待ちます。また、校内放送が流れた。「本日、電車は出ません。」

 筆者は、その日予定していたスケジュールが全てダメになり、途方にくれました。しかし、気が付けば、周りにいたインド人は、まるで静かな波のように去っていき、駅のホームには誰の姿もなかった。

 後日、インドの新聞で日本のことが書いてあったので、現地の人が日本人である筆者に新聞を見せてくれた。記事の内容は「電車が一時間遅れて、大暴動が起きる」という事だった。私たち日本人からすれば、電車が一分や二分でも、遅れたら「ふざけるな!!!」という人がいますし、一時間も遅れたら「おかしいだろ!!!」というのが当たり前です。しかし、このインドでは、「一時間くらいでなぜこんなに怒っているの?」「日本人は、恐いねー。」など、まるで「遠くの狂気」を見ているような様子だった。

インドの人からすれば、私たちのあたりまえはあたりまえではない。

まとめ

 このように「文化の違い・考え方の違い」を理解することが重要だと思います。同じ人間でも考え方がさまざまで、どちらも正しい。だからこそ、相手を理解して、知ることによって新しい考えが生まれたり、相手から学べたりするので広い視野で世界を見るということは大切だと思いました。

 これは、チームスポーツでも繋がることだと思います。チームメイトや、相手チームの選手など、色んな考え方を受け入れ、考え方の違いを理解する。

 ぜひ、現代文からの学びを自分の生活に活かし、より良い生活をしていきましょう!

ブログ名「独立リーガー国語教師になる」

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