無駄はない。全てに意味はある。

 いつも、投稿をご覧いただきありがとうございます。今回は、「無駄はない。全てに意味がある。」というテーマで話していきたいと思います。

投稿のきっかけ

 先日、授業参観がありました。僕は、高校2年生の現代文の授業を行いました。そこで、せっかく保護者が来てくださるので、何か意味のある授業にしたいなと思いました。

 そこで、選んだ作品が、「父と息子の夜」という作品でした。この作品は、大学受験を控えた、高校生の「わたし」と「父」が将来のことや、大学の進路について家で話す場面です。

 設定としては、

「わたし」・・・小説家になりたい。そのため、大学は文学部にいきたい。

「父」・・・昔、自分は絵描きになりたかったがなりそびれた過去がある。職業は海軍。

      息子には、同じ道を歩ませたくないため、法科か、経済にいってほしい。

 このような設定となっていて、息子の意見に、反対し将来のことについて話すという流れです。

 親というのは、子どもには苦労してほしくないと思い、「安定」を求めがちです。日本人の傾向として、「芸術家」「スポーツ選手」「芸能人」「起業家」などを、進路相談したとき、成功よりも失敗について考える時間の方が多い場合がほとんどです。

 確かに、成功できる人は、失敗、諦める人の割合からしたら、ほんの一握りです。これは、事実ですが、目指したものになることができなかったら、失敗なのか?それまでの経緯は、無駄なのか?・・・・・・少なくとも僕は、無駄ではないと思います。その理由は、それまで目指していた間、努力してきたことは、自分の経験となっています。次のステージで必ず、生きてきます!だからこそ、「挑戦」することをやめないでほしいという想いをこめて、授業しました。

やってきたことが異なる場合・・・

 仮に、全く違う職種になった場合は、「技術面」が使えることは少ないかもしれません。しかし、「メンタル面」や、「考え方」、「取り組み方」、「時間の使い方」、「コミュニケーション力」などは、違う職種であっても必ず共通するところがあります。

 これが、「やってきたことに無駄などない。全てに意味がある。」と僕がいう理由です。これら全ての力をまとめると、一流を目指して努力してこれた人間は、一般人と「人間力」が違うと僕は思います。そして、この「人間力」は、言葉では表しにくい、目ではみえにくい、強大な力に間違いないと思います。この力こそ、今の時代どの「企業」も求めている力なのだと思います。

まとめ

 進路や将来に迷ったり、悩んだりすることが沢山あると思いますが、僕は「挑戦」することをやめないでほしい。自分自身が4年間独立リーグで「挑戦」し、NPBへ行くことはできなかったが、その4年間の「挑戦」は無駄にはならず、今の教師として「経験」が活かされていると感じています。だからこそ、僕自身の「経験」を人に伝え、「挑戦」、「チャレンジ精神」を生徒、保護者に伝えました。

 今回、この記事を投稿し、読者の皆さんに「挑戦」の気持ちが伝われば幸いです(笑)

「無駄はない。全てに意味がある。」

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