いつもご覧いただきありがとうございます!
今回のテーマは、
「独立リーグ 実際の給料ってどうなの?」
皆さんが気になるテーマのひとつだと思います!
この記事は、元独立リーガーが実際の経験をもとに、書いた記事です。
それでは、見ていきましょう!
結論
結論、
「独立リーグの給料だけでは、かなり厳しい!」
これが結論になります。
それでは、詳しく見ていきましょう!
給料について
独立リーグでは、高卒でも大卒でもスタートの給料は同じです。
独立リーグのドラフト1位であっても、5位であっても、一律で同じです。
一年目は、ざっくり支給額は、約10万円でした。
※チームによって多少ちがいます。平均10万円くらいです。
野球して10万貰えれば、全然貧しいとか、厳しくないね!
想像よりも良い生活できそうだよー?
日本の社会では、税金を納めなければならない。
だから、口座に10万がきっちり入るわけではないよ!
えー!!!そうなんだー!
結局、ここから所得税、国民健康保険料、前年に収入があれば、住民税など様々な税金が引かれます。
すると、残るのはざっくり約9万円ほどです。
固定費
約9万円から次は、毎月の固定費です。
基本的にみんな固定費はあると思います。
住居費 + 光熱費
携帯電話代
などが代表的です。
実際、僕が所属していた愛媛では、チームの寮があり、住居費と光熱費で、約2万円でした。
【愛媛の場合】シーズン中は、朝ごはんを注文してくださってあり、1日300円×30日=9000円
これらを合計すると愛媛は、固定費が約3万円は確実にかかりました。
高知も寮があります。寮費無料。
香川、徳島は、球団が家賃負担をしてくれて、賃貸を契約する形式です。
だいたい2~4万程度です。
チームによって、固定費のバラつきが少しあります。
結局の口座残高
結局の口座に残る残高は、
だいたい5~6万円です!!
いかがでしょうか?
皆さんが最も知りたかった数字はこの数字なのではないでしょうか?
独立リーグの選手は、自由に使えるお金は、大体5~6万円が平均金額です。
だいぶ減ったねー。
でも、5~6万あれば、節約したら全然生活できるよ!
たしかに、生活は工夫すればできる。
でも、急にかかる費用があるよ。
道具とかいるもんねー。
道具代
四国アイランドリーグplusであれば、僕が所属していた2016~2020年のシーズンは、アンダーアーマーさんが、メインスポンサーでした。
そのため、アンダーアーマーさんとは、四国アイランドリーグplusの選手であれば、アンダーアーマーさんと契約すると、道具支給や、大幅値引きをして頂けました!
四国アイランドリーグplusの選手であれば、誰でも契約していただけます!
アンダーアーマーさんと契約する場合
支給 野手 バット 8本 既製品ならスパイク3足 or オーダー1足
投手 グローブ 既製品ならスパイク3足 or オーダー1足
このように、支給して頂けたので、金銭的に負担は軽減されます。
個人で使いたい道具を使う場合
問題はこちらの場合です。
個人スポンサーさんがついているのであればお金はかかりません。
個人スポンサー契約について詳しくはこちら↓
しかし、どこの会社ともスポンサー契約していない場合。その選手はすべて実費です。
道具にこだわりがあり、自分の使いたいメーカーがあるという選手が独立リーグには多いです。
プロを目指し志が高い選手は、道具にもこだわっています。
木製バットは折れたら、1本が1万円~2万円。
スパイクも、5000円~1万円。
グローブも、4万~6万円。
給料だけでは道具が買えない!!これが現実です!
食費
まだまだかかる費用はあります。それは、食費です!
スポーツ選手は体が資本。
食事はケチらずしっかりとることが重要です。
しかしそうなると、お金がかかります。
僕は、シーズン中は、自炊せず、全部弁当をスーパーで買うか、外食なので、月5万円くらいかかっていました。
この時点で、給料はほぼ無くなります。
インセンティブ報酬
先ほど説明したように、本当に生活するだけで給料と生活費が同じでギリギリの生活です。
しかし、独立リーグでは、試合に活躍するとインセンティブ報酬があります。
活躍しだいですが、1試合で、500~5000円程度の報酬があります。
ただし、チームが勝っても、4打数0安打などの場合、0円の試合もあります。
1か月試合に出続けて、平均1万円~2万ほどあります!
このインセンティブ報酬で、
少しプラスになるかなという感じでした。
僕の場合は、ガソリン代月6000円
初動負荷トレーニングジム代 9000円
結局ジムに通っていたので、インセンティブ報酬があってもカツカツでした(笑)
練習生になると・・・
独立リーグでは、ケガやベンチに入れないと、「練習生」契約と格下げがあります。
この練習生になってしまうと、給料が変動します。
球団によってですが、1日1000円や無給など。
これが独立リーグの厳しいと言われる理由です!!
練習生になると、日割り計算で給料が変化します。
「練習生」について詳しくはこちら↓
給料支給はシーズン中のみ
独立リーグは給料が発生するのは、4月~10月までのシーズン中のみです。
よって、シーズンオフは給料は0円です。
そのため、基本的に選手はアルバイトをしながら練習をするという生活になります。
↑【シーズンオフの現状について詳しくはこちら】
オフシーズンは球団に拘束されることがありませんが、生活するのが大変です。
全てが自己責任で、収入を稼ぐ時間と練習する時間のバランスが大事になります。
挑戦は2~3年が多い
独立リーグの給料と生活。
いかがでしたか?
チームによって多少ズレはあると思いますが、このようにギリギリの生活をしています。
僕は、ごはんを作る時間がもったいないと思っていたので、外食が多く食費が月5万円かかっています。
正直、自炊すればもっと節約はできてるので、生活に余裕はあると思います。
そこは、価値観の違いで、練習を重視するのか、生活を重視するのかで変わってくる面だと思います。
独立リーグに来る選手は、2年~3年が勝負とおもって挑戦する人がほとんどです。
1分1秒でも野球に向き合う時間を増やそうと志が高い選手が多いです。
だから、外食して食費がかかるのは仕方ないという考えが多いです。
まとめ
僕が今回、給料の事について書いたのは、理由があります。
読者の皆さんに独立リーグの現状を知ってもらうことが大切だと思ったからです。
問い合わせで、
「独立リーグってお金の面で不安です」
「独立リーグに行きたいけど、生活できるか不安」
このような声が多かったので、皆さんの不安はここにあるのかと思いました。
今回、記事を見て金銭的な状況を理解して、
独立リーグに挑戦したい!
一人でも多くの方に思って頂きたいと思い、本音で紹介しました!
さらに、「独立リーグの選手はこんな環境でやっている」
一人でも多くの方に、独立リーグの現状を知って頂き、
もっと選手を応援したい!
スポンサーになって応援しよう!
このように、思って頂けるファンの方や、企業さんが少しでも増えれば、嬉しく思います。
さいごに
僕の経験からの結論は、
大丈夫です。レギュラーでいれば、生活できます。
そもそも、独立リーグでレギュラーになれない人は、NPBにはいけません。
絶対に、NPBに行くという強い自信と意志があるのであれば、
生活はできるので独立リーグで挑戦することは良いと思います!
レギュラーなら、生活はなんとかなるので、おすすめです!!
この記事を読み、一人でも多くの挑戦者が増えてくれたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ブログ名「独立リーガー国語教師になる」
コメント
独立リーグのリアルが読み取れ、とても参考になりました!
それでも、私が野球やっていた時は独立リーグは無かったですし、NPBを目指すもうひとつの形になったのは良い事だと思います!
コメントありがとうございます!
僕自身、NPBを目指すチャンスの場を与えてくださっている、独立リーグに感謝しています。
決して裕福な生活はできませんが、そのハングリー精神が武器になり、NPBに指名を受けた時、結果を残すことができるメンタルになると思っています。